介護用衣類は着替えやすく快適なものを選びたいですね。寝たきりや車いすの生活の方、関節痛・拘縮(こうしゅく)がある、骨折や片麻痺の方でも着替えやすい衣類を、家族の介護経験をもとにご提案しています。こうのふくは、着る人の状態や環境に合わせて、更衣介助がラクな服のオーダーメイドやリフォームも承ります。
更衣介助の基本である着患脱健(脱健着患)や、声かけについてもお伝えいたします。
寝たきりの方や関節の可動域が狭い方、痛みのある方のお着替えは、お互いに気を遣うものですね。。。着替える側・着替えさせる側の信頼関係がないと、着替えを嫌がられることもあります。介護用衣類を試してみたいけど、価格が高かったり、気にいるものがなかったり、そもそもお店を回って探す時間もないですよね。(^_^;)
寝たきりや車いすの方、関節痛がある方、片麻痺の方でも着替えやすい介護用衣類を、お一人おひとりのお体の状態や、生活環境にあわせてご提案いたします。介護に適した柔らかくて丈夫な国産オリジナルガーゼ生地を兵庫県で特別に織ってもらっています。開放部分が広いシャツや、ウエストから裾まで全開するズボンなど、着替えやすい工夫がいっぱいですので、着る人にも着せる人にもやさしい服です。
寝たきりの方、介護が必要な方の体を持ち上げずに、着せる人のスキルや体力に関係なく、短時間でお着替えができます。詳しくはこちら。↓
寝たままの姿勢で簡単に着脱できます。腕が伸ばせない・曲げられないといった方でもご負担をかけずに着替えることが可能です。体重のかかる部分には極力縫い目がないように作っていますので、長時間横になっている方でも快適です。
寝たままで着脱でき、日々のケアが楽なパンツです。ファスナーの裏側は、肌に直接当たらないように、持ち出し布を付けています。
首の横のボタンホールに差し込むだけなので、頭を持ち上げたりせずに付け外しできます。
この他、着やすい・着せやすい服や小物を取り揃えています。詳しくはこちら。↓
こうのふくは、着る人の状態や環境に合わせて、基本の型をカスタマイズしたりオーダメイドでお作りすることも出来ます。着る人に合わせて着脱しやすくご提案いたします。具体的なイメージが固まっていなくても、まずはご相談ください。
また、お手持ちの服を着やすく・着せやすくするリフォームも承っております。既製服の生地やデザインによっては、加工できないものもありますが、まずはお気軽にご相談ください。 詳しくはこちら。↓
更衣介助の際は「着患脱健(脱健着患)」が基本となります。これは、衣類を脱ぐ際は麻痺などがない健常な半身の健側から、着用の際は病気や関節痛、麻痺などのある患側から行うことを指します。なぜ着患脱健を行うのかというと、介助される側の負担軽減が理由として挙げられます。患側は健側に比べ関節可動域が狭くなっており、健側の腕から袖を通してしまうと、患側を無理に曲げたり伸ばしたりする必要が生じるのです。
そのように患側を無理に動かすと、負担がかかり痛みが生じることや、骨折や脱臼などが起こる可能性も否めません。一方、患側から衣類を着用すると、健側の腕が残るため負担なく着用できます。衣類を脱ぐ際はそれと逆で、健側から衣類を脱ぐことで負担軽減につながります。基本となる着患脱健を行うことで、介助する側もされる側も負担が少なくなるのです。
★動作ごとの声かけを忘れずに!
介護を行う上でコミュニケーションは非常に重要です。いきなり腕を掴まれたり、ズボンのボタンやファスナーを外されたりすると、誰でも嫌な気持ちになるのではないでしょうか。そこで、お互いが気持ちよくコミュニケーションをとるために、マメに「声かけ」を行いましょう。
例えば、着替える前に「では着替えましょうか」という一声があるのとないのとでは、気持ちが随分変わってきます。腕を袖に通す際には「腕を通しますね」、服を脱がせる時は「ボタンを外しますね」「寒くないですか?」などと声をかけると、安心して着替えを行うことができます。特にズボンの着脱はデリケートに感じる方も多いもの。気持ちよく着替えるために、声かけの重要性はより強くなるのではないでしょうか。
声かけの主なポイントは「抑揚」と「表情」です。声の強弱や短調、高揚が伴っていないと気持ちがわかりにくく、表情が一致しなければ正しい感情が伝わりません。声をかける際にはやさしいトーンであること、そして笑顔で接することが、互いの信頼関係を高めるポイントと言えるでしょう。
★上着やズボンのシワに気をつけよう
寝たきりや車いすの方を更衣介助した際、最後に注意したいのが衣類のシワを伸ばすことです。介護用衣類のたるみやシワが残ったままだと、そこに体重がかかり、褥瘡(じょくそう)のリスクが高まってしまいます。そのため、着替えた後はシワを丁寧に伸ばしてあげてください。
特に、背中やおしりといった部位にシワができやすく、介助者も気づきにくいため、上着の裾やズボンは意識しておきたいポイントと言えます。
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